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和田 雄作; 浅山 泰; 笠原 直人; 長谷部 慎一
1995 ASME/JSME Joint PVP Conference, ,
繰返し熱応力に対する溶接継手の構造設計法は、従来の圧力容器の耐圧設計と比較して、大きく性格を異にする。耐圧設計では、基本的には溶接継手は母材と同等と引張およびクリープ強度を有せば良かった。「もんじゅ」の継手も基本的にはこの思想の流れにあったが、繰返し熱応力を考慮し、応力の厳しい部位には溶接部を設けないということで現実な対応を図った。この論文では原子炉容器液面部の縦シーム継手を想定して、これまでに別々に実施されてきたSUS304の溶接継手に関する材料試験とその評価結果および構造物熱過渡試験とその評価結果を初めて横並びにして、同一の評価手法により総合的に検討を実施したものである。これによって、永田らが提案した成果を一歩進めて、継手のタイプ(溶接線の方向)から、横継手と縦継手とに区分し、それぞれに入ってひずみ集中の係数の与え方を定めた。
笠原 直人; 菊池 政之
1995 ASME/JSME PVP CONFERENCE, ,
事業団内の溶接継手の材料試験研究により、力学的モデルによる溶接継手の精緻なクリープ疲労強度評価が可能となった。一方、高速炉の高温構造設計基準では各国とも溶接継手の評価に強度減少係数を使用している。そこで、過渡熱応力を受ける構造物中の溶接継手は、板厚内の歪み再配分母材と溶接金属の冶金的不連続、および溶接ビード端の応力集中により強度が低下する。よって各々の挙動を評価可能な弾性追従モデルを提案した2種類の熱過渡強度試験によりモデルの検証を行った結果、高速炉機器の精緻な評価を行える見通しが得られた。